子どもにきつ音があるけどどこに相談をしていいのかわからないと悩んでいる保護者は意外と多いです。
また、「病院やカウンセリングなんて大げさ」と考える人もいるようです。
きつ音は子どもの頃に自然と治ることも多いですが専門機関に相談をすることでより早くきつ音が治ったり、心のケアを行うことができます。
今回はきつ音の相談先についてまとめていきます!
きつ音とはどんな症状?
きつ音とは言葉がスムーズに出ない言語障害のことです。
「あ、あ、あ、あのね」と最初の言葉を繰り返す、「あーーのね」と必要のないところで言葉を伸ばす、「・・・あのね」と言葉に詰まるなどの症状が出ます。
緊張や焦りなどにより精神的に不安定になると症状が出やすくなり、話ができなくなる場合もあります。
きつ音を相談するならここ!
①九州大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科
自らもきつ音がある菊池良和先生がきつ音のスペシャリストとして診察をしてくれます。
他の病院では「きつ音は自然治癒します」と診察を途中終了することが多い中、菊池先生はきつ音の改善は見られるか、きつ音について悩みはあるかなどのサポートをしてくれます。
九州まで診察を受けに行くことが難しいという方は、菊池先生の講演会に参加してみてはいかがでしょうか。
全国各地で講演会を行なっているため、受講するチャンスがあるかもしれません。
「九州大学病院」ホームページ
「九州大学病院」住所
福岡市東区馬出3-1-1
「九州大学病院」電話番号
092-641-1151(代表)
092-642-5163(時間外受付)
「九州大学病院」外来診療受付時間
初 診/8:30~11:00
再 診/8:15~17:00(自動再来受付機)、8:20~17:00(窓口受付)
休診日/土・日・祝日、年末年始
「九州大学病院」予約方法
かかりつけの医療機関を受診し、そこから紹介状予約をしてもらいます。
菊池和良先生Twitterアカウント(講演会の情報はこちらからチェックできます)
日本経済新聞で、光文社新書「吃音の世界」の書評が紹介されました。https://t.co/emLosBUkx8
— 菊池 良和 (@kiku618) 2019年2月17日
【知っていると得する情報】吃音のある学生は、面接、推薦入学が非常に怖いと思っています。事前に吃音のあることを伝えることにより、こんなに大学は配慮していただけます。吃音があるから、将来をあきめないで!一人でかかえこまないで!#吃音 #推薦 #面接 #合理的配慮 #障害者差別解消法 pic.twitter.com/pV8pM7mtAt
— 菊池 良和 (@kiku618) 2016年10月31日
②さくら吃音相談室
吃音の専門外来はまだ少なく、専門医療機関の予約をしても数ヶ月待ちということは珍しくありません。
こちらのさくら吃音相談室では「専門医療機関の初診まで」であれば無料で言語聴覚士による言語訓練を受けることができます。
また、さくら吃音相談室の言語訓練を継続したい場合は1回3000円にて訓練を続けることができます。
「さくら吃音相談室」ホームページ
「さくら吃音相談室」住所
名古屋市緑区鳴海町花井町20
「さくら吃音相談室」メールアドレス
info@sakura-kitsuon.com
「さくら吃音相談室」営業時間
火曜日 13:00〜18:00
土曜日 17:30〜18:30
日曜日 13:00〜18:00
「さくら吃音相談室」初回面談予約フォーム
https://www.sakura-kitsuon.com/予約フォーム/
③福島吃音懇話会
福島吃音懇話会は定期的に懇話会を開催し、きつ音がある子どもや親の心のケアをしたり、ことばの教室行ったり、子ども同士や親同士がコミュニケーショを取る場を設けたりしています。
専門的な知識を持った言語聴覚士がいるため悩みやきつ音の改善方についてもアドバイスがもらえます。
「福島吃音懇話会」ホームページ
「福島吃音懇話会」メールアドレス
y-mori@fmu.ac.jp
「福島吃音懇話会」電話番号
024-547-1174
④日本吃音臨床研究会
日本吃音臨床研究会は全国各地で定期的に相談会やことばの教室を開催しています。
吃音の専門知識を持った会長の伊藤伸ニさんをはじめ、様々なスタッフのサポートを受けることができます。
相談会では子どもや親が悩みを共有することで強い絆が生まれます。
「日本吃音臨床研究会」ホームページ
「日本吃音臨床研究会」住所
大阪府寝屋川市打上高塚町1-2-1526
「日本吃音臨床研究会」電話番号
072-820-8244
「日本吃音臨床研究会」営業時間
9:00〜21:00
まとめ
きつ音という言葉が広く知れ渡るようになり、障害であると理解されつつある今、きつ音の相談をすることができる機関はたくさんあります。
相談をすることで心の負担が軽くなったり、きつ音への対処法をより深く理解することができます。
同じ悩みを持つ子ども同士、親同士の繋がりも増えることから人間関係も広くなっていくことでしょう。
コメント